最初にせいこと会ってから約一カ月。
俺はまたそろそろ会いたいと連絡した。
せいこからそう言ってくれるのを待っていたと返信が来た。
相変わらず控えめでおとなしい性格だ。
お互いにセフレという関係が初めてなので、どのような距離感で付き合っていけば良いのかよくわからなかった。
最初に普段はあまり干渉しないという事を言っていたので、会う時以外はあまり連絡を取らないでおこうと決めていた。
せいこは真面目な性格なので、その事をしっかりお守ってくれた。
女性から連絡するのも少し勇気がいるんだろう。
前回の別れ際に、また今度会おうと約束はしたが、それが本心なのかどうかは不安だったのだと思う。
あまり自分に自信がなく、こんな私でいいのだろうかと思っていたに違いない。
お互い環境が変わったり、彼氏彼女が出来たり、セフレという関係に疑問を感じた時は正直に伝えようとも決めていた。
俺は当時、しばらく彼女を作るつもりもなく、とても良い性格のせいこに対して何も問題なくセフレの関係を続けるつもりだった。
せいこも最初に会うと話をした時から気持ちは変わっていなかった。
なので、2回目の会う約束はスムーズだった。
前回は夜中だったため、せいこの地元まで出向いたが、今回はお昼に街中で会う事となった。
待ち合わせ当日。
最初の待ち合わせは夜中の駅前だったので、ほとんど人はいなかったが、今回は昼間の街中での待ち合わせ。
たくさんの人が行き交う中での待ち合わせに少し緊張した。
少し早めに待ち合わせ場所に向かうとすでにせいこが待っていた。
本当に真面目な子だ。
前回から約一カ月、特にお互い変わりはない。
待ち合わせ後、すぐにホテルへと向かった。
俺はせいこの手を握った。
するとせいこは恥ずかしそうにしていたが、嬉しそうな表情をしていた。
恋愛感情を抱かないか心配ではあったが、セフレという関係の距離感をどう保てばいいのかあまりわからなかったのでとりあえず手を繋いだ感じ。
会っている時だけは恋人気分でいいかなと思っていた。
俺は特に恋愛感情はなかった。
その時せいこはどうだったかはわからない。
手を繋いでしばらく歩きホテルに到着。
2回目とはいえ少し緊張したのを覚えている。
ホテルに入り、しばらく何気ない会話をした。
ただ、「会いたかった?」とか「この関係をどう思う?」と言ったような会話はあえてしないようにした。
セフレという距離感を保っていたいという考えぎあったのと、せいこの感情を揺さぶらないようにしようと思ったからだ。
俺はあくまでもセフレという関係で満足なので、それ以上は求める必要がなかったから。
ソファで横並びになってしていた会話も少しずつ上の空になってきた、俺はそろそろエッチしたいなと思い、せいこ肩に腕を回し、体を引き寄せた。
せいこは何も言わず、むしろ待っていたかの様に俺に体をあずけてきた。
その様子を見た俺はキスをしてせいこの胸を揉みしだく。
せいこの表情はスイッチが入ったように切り替わった・・・。
コメント